治療について
未成年でも治療が受けられますか?
健康な方であれば問題なく治療を受けられますが、高校生以下の方は保護者の同意書が必要です。
保護者の同意が確認できれば、高校生以上の方なら通院は本人のみでもかまいません。
妊娠中ですが、治療を受けることはできますか?
麻酔、抗生剤などの影響が、胎児にどのような形で起こるかわかりません。また過度な緊張、痛み刺激などによって早産、流産を引き起こすことも考えられます。
そのため当院では妊娠期間中の方は治療を控えるようにしています。
無料で診察はできますので、まずは診察を受けて、治療法を十分把握した上で、出産後にぜひ当院での治療にのぞんでいただければと思います。
薬は院内処方ですか?
自費診療では院内処方となります。
自費診療では治療費に薬代も含みますので、基本的には別途薬代がかかるわけではありません。
ご安心ください。
治療後は日焼けをしないようにと言われましたが、具体的にどうすればいいですか?
レーザーや手術の治療後の日焼けは厳禁ですので、その予防として、傷にテープを貼る、傷が隠れるような衣服で過ごす、日焼け止めクリームやファンデーションを塗るといった、直接遮光する方法が有効です。
レーザー治療
レーザー治療は痛いですか?
場所や色の濃さによって多少違いますが、“ゴムで弾かれたような痛み程度”とは説明しています。
またクーリング(希望があれば表面麻酔や局所麻酔も可能です)しながら照射することで、より痛みを軽減していきます。
レーザー治療では照射する間隔はどのくらいですか?
次回照射までは、最短で90日あけるようにご説明しています。
期間が長くあく分には問題ありません。
破壊された墨の粒子が排出されるまでに時間がかかることが大きな理由です。
また、照射により皮膚自体もダメージを受けますので、その回復時間を与える必要があります。
早く消したいから、短期間で照射を繰り返して行うというものではありません。
レーザー治療は何回ぐらい行えば消えますか?
何回で消えるか、何回でここまで薄くなるかということは治療前から明言することはできません。
刺青の色、深さ、インクの種類によって大きく変わります。
さらに色の濃淡、本来の肌の色によっても差が出てきます。
全くなくすのか、おおむね消えればいいのかといった、どこをゴールにするかでも変わります。
レーザー照射直後や3ヶ月後の色の変化を見ることで、反応の良し悪しがある程度わかりますので、そのような判断材料をふまえ、医師なりの治療の継続、中止の考えをお伝えするようにしています。
いたずら感覚で入れた小さな刺青ですが、簡単にレーザーでとれませんか?
経験上、自分で入れたタトゥーでも、浅く入れた墨汁は反応が良く、1回で消えることも珍しくありません。
同じような色味でも、ボールペンの芯を割って、そのインクで刺青を入れた方はほとんど消えませんでした。
彫師が入れた同じ刺青でも、ぼかして入れた場所は1回で消えましたが、濃く入れたところは薄くなっても最終的には消えませんでした。
とは言え、小さい黒や青黒いものはレーザー治療が第一選択でも良いと考えます。
レーザーではカラフルな色は消えないときいたのですが。
黒または黒に近い色は良く反応します。
赤も比較的反応しますが、青や黄色ではレーザー治療では難しくなってきます。
全ての色に効果があるというピコレーザーを使用した経験もありますが、回数がやや少なくてすむのかな、程度で、最終結果は大きく変わらない印象があります。
レーザー治療の欠点はなんですか?
① 治療前には、照射回数や、どこまで消えるかが判断できない。
② 費用が毎回かかるため、トータル料金が高くなる傾向にある。
この2点が大きな欠点だと思います。
また熱傷を起こす、反応が良く照射部位が逆に白く抜けてしまう、刺青を入れた時の操作でできた針跡が浮き出てくる、などの可能性が挙げられます。
レーザーと手術、どちらがいいのか判断がつきません。
当院では、レーザー治療にかなりも期待がてるものであればレーザーが第一選択でいいかと思います。
しかし、現在の日本の慣習を考えると、薄くなってもそれが入れ墨とわかるぐらいなら、手術で極力確実に消してしまったほうがいいように考えます。
最終的には患者様の要望やバックグラウンドにより治療法を決めていきますので、是非相談していただければと思います。
治療方法を途中で変えることはできますか?
レーザー治療をしていたが切除に変える、分割切除していたが残りをレーザーにするといった変更が可能です。
当院でレーザー照射した場所を結局切除してしまうなら、今までのレーザー治療は無駄になってしまいますので、その分を考慮した費用提示をしています。
治療法を切り替えたり、治療を中断することでの返金は致しかねますことをご了承ください。
手術
手術を受けようと思うのですが、治療に適する時期はありますか?
特に季節的な時期はこだわる必要はないと考えます。
むしろ手術の場合、患部の安静が大事になりますので、お仕事や行事などがない1〜2日の安静が保てるような日程を推奨しています。
当院の傾向として大きな手術では、ゴールデンウィーク前半、お盆時期前半、年末、年度末に行う方が多いです。
傷跡は目立ちますか?
現在の医学では傷跡を消すことはできませんので、何かしらの傷跡は残ります。
当然最終的には目立たない傷跡を目指しています。
厳選した最適な糸を使う、将来細くて平らな綺麗な傷になるよう最初は盛り上げて縫うなど、形成外科専門医がそのテクニックを駆使して行います。
また下着や半袖シャツ、胸元の開いた服でも傷が隠れるような、傷の見え方に配慮したデザインも提案実行していきます。
切除は何回かかりますか?
基本極力1回ですませるように提案をしていきます。
1回では無理な場合は分割切除を選びます。
傷をなるべく小さく、傷の向きを工夫することで傷跡が目立たなくなる、などで分割切除にする場合もあります。
この場合1回目の切除でなるべく残った入れ墨が服に隠れるようにするとか、残っても範囲が小さく、簡単にテープで隠せるといった、消えた感が出るような治療を心がけています。
ちなみに切除はほとんどが2回以内の治療で完結します。経験上3回以上かかるような提案はほとんどしていません。
また、通常半年あけて2回目、3回目と手術をしていきますが、小さく残ったものでしたら数ヶ月あけての手術も可能です。
手術時間はどのくらいかかりますか?
大きさにもよりますが、数センチのできものでしたら20分ほどです。
この場合、手術前後を含めた治療全体としては30分ほどで終わります。
ハガキサイズのような大きなもので90分ほどです。
かかる時間は縫い合わせる距離によるところが大きいです。
そのため面積が小さくても細長い傷は、それなりに時間がかかります。
術後は痛みますか?
局所麻酔は3〜6時間効いています。
その後徐々にきれていきますが、”麻酔がきれてもわずかにうずくぐらいで、問題ありませんでした”という方が多いです。
また痛み止めが処方されますので、内服することで痛みはほとんど気にならない程度かと思います。
術後はお風呂に入れますか?
縫合した傷には、翌日防水テープを貼ります。
このテープをつけたままでのシャワー浴は可能です。
ただし湯船に傷をつける、プール、海水浴、温泉につかるなどは抜糸後でお願いしています。
植皮術、アブレージョンでは傷がある程度治るまで傷は濡らせません。
この場合、傷の部分を濡らさなければ翌日からのシャワーは可能です。
術後の生活で注意することはなんですか?
抜糸するまでは、傷が引っ張られるような動作は避けてください。
術後間もない頃は特に注意してください。
縫った皮膚が本来の強度になるまでは3ヶ月かかります。
そのため抜糸後はテープ固定を2〜3ヶ月続け、盛り上がったり、幅をもった傷跡になったりすることを予防していきます。
また傷の色味が濃く残らないように、3ヶ月は傷跡が日焼けしないように注意してもらっています。
術後は通院が必要ですか?
通院のタイミングは ①術後の傷の確認(翌日) ②抜糸(1〜2週後) ③経過(約1ヶ月後)の3回が基本です。
傷が小さい場合は①を省くこともあります。
また自分での処置が不安で、クリニックでの処置を希望する方は、来院していただければこちらで処置をいたします。
クリニックについて
“メールお問い合わせ” でのやりとりが、うまくいかないのですが。
以下の可能性があります。ご確認ください。
メールアドレスが間違っている・・・再度返信用メールアドレスをご確認ください。
迷惑メールに分類されている ・・・迷惑メールフォルダをご確認ください
メールサーバ・フォルダが一杯・・・フォルダの整理をしてみてください
当院返答に時間がかかっている・・・内容や開院日の都合により数日かかることがあります。いましばらくお待ち下さい。
1週間以上当院からの返信がない場合は、恐れ入りますが、再度お問い合わせホームから問い合わせるか、直接お電話でお問い合わせください。
予約は必要ですか?
必ずしも予約は必要ではありませんが、電話やメールによる予約受診を推奨しています。
その理由として、個室対応、カウンセラーを通しての丁寧な問診、場合によってはその日に治療といったスムーズな受診がより可能なためです。
また土曜の午後のみ自費診療での再診の方(手術、脱毛など)を中心に完全予約制で診療しています。
手術や処置などで子供につきっきりになれない場合でも、子供を一緒に連れていって大丈夫ですか?
キッズルームがありますので一人で過ごせるお子様はそこでお待ちいただけます。
そうでないお子様もスタッフが見守りますのご安心ください。
駐車場はありますか?
連携している駐輪場や駐車場はとくにありません。
当院の真向かいを含め近隣にはコインパーキングがいくつかありますので、そちらをご利用ください。
クリニックの場所は2階とありますが、エレベーターはありますか?
エレベーターやエスカレーターはありませんが、どうしてもという場合は、当院承諾の上で関係者用エレベーターを使うことは可能です。
また簡単な介助があれば昇り降りが助かるということであれば、お手伝いいたしますので、必要な方はご連絡していただければと思います。
受付や電話対応は何時から何時までですか?
受付(院内に入れる時間)は9時20分から12時30分 14時20分から18時までです。
電話対応は9時から18時20分で行っていますが、中休みの13時から14時はつながりにくい場合がございますことをご了承ください。
また土曜日は13時までの対応となります。
無理に治療を勧められることはありませんか?
治療について十分な説明をした上で、当院での施術を受けるかを判断していただきます。
カウンセラーがまずお話を聞いて、ご相談を整理いたしますので、そこでわからないこと、不安なことはどんどん質問して下さい。
その後医師の診察になります。
説明に納得がいかなければ何度でもご相談していただければと思います。
その際のご相談は、全て無料ですのでご安心ください。
都合のいい話ばかりをして契約を促したり、話を終わらせずなかなか帰れなかったり、「当日のうちに施術していただければサービスします」とか、今だからキャンペーンといった話の進め方は一切致しませんので、ご安心ください。
他の患者に会わないように受診や治療はできますか?
個室のご用意がありますので、そちらをご利用することで受付から会計を含め、ほとんど他の患者様に会うことなく、治療が終われると思います。
保険診療の患者様も多く、なるべくスムーズな個室へのご案内を心がけていますが、待合室でお待ちすることが多少あるかもしれないことをご了承ください。
費用について
健康保険は使えますか?
自費診療となるため、お支払いは全て自費となります。
保険診療は悪いものまたは、悪いものを疑って治療したり、機能的な障害を治すといった側面があります。
刺青はもともと故意に入れたものであり、直接的に健康を害するものでもありませんので、保険診療は認められていません。
刺青の治療費の他に、費用はかかりますか?
こちらで提示した治療費は、刺青を消すという全工程に対しての費用です。
そのため一般的な治療過程で考えられる行為(初診、再診、軟膏・内服薬、抜糸など)に対しての費用は一切頂いておりません。
かかるとしたら、消費税(10%)と抜糸後から傷をきれいにするために貼るテープ代(320円〜)ぐらいです。
相談だけでも費用はかかりますか?
明らかな自費診療(美容外科、美容皮膚科の範囲)でしたら相談のみでは費用は発生しません。
刺青除去も明らかな自由診療のため、費用は一切頂いておりません。お気軽にご相談していただければと思います。
支払方法はどのようなものがありますか?
保険診療では現金のみの取り扱いです。
自費診療では現金またはクレジットカードのどちらかが選べます。
現金とカードのどちらも、一括払いでお願いしています。
カードによっては後から分割に変えることができますので、分割希望の方は、カード会社に直接お問い合わせ下さい。